神話
かりんとう
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1 |
♪
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2 |
(逃げ遅れた鳥が上空を旋回する
小さな風が大きな渦を呼んで
人々を翻弄する)
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3 |
大洪水がやって来て
世界を刷新するのだ
滅びに向かう気配は
一向になかった
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4 |
文明の繁栄 豊穣なる大地
ただ少しばかり馬鹿になった
人間が増えすぎただけ
預言者は伝える
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5 |
やがて滅びが来るだろうと
しかし預言者には
マス・コミほどの力はなく
声はかきけされた
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6 |
逃げ遅れた鳥が上空を旋回する
キュルルルと哀しく鳴いている
小さな波が大きなうねりを呼んで
泥船を押し流していく
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7 |
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8 |
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9 |
そしてやがて沈んだ
船の先端から
朝日が昇り始め、
また新しい1日が始まるのだろう
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10 |
人のいない静かな朝が
朝日の中から
人のいない静かな朝が
絶望の海から
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11 |
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12 |
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13 |
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