秋の始まり〔前奏〕 ひんやりとしてきた 始まりを告げる 雷が一つ鳴った 今から秋か 中々変われない 人の世と違い 季節は確実に いや、それさえ危ういが 私と言えば甘えた 子供のようだったと 自省する始末さ でも、時代の意識を持ち 歩いていくと言い聞かせる 生垣のカマキリが 息をひそめて、身構えた。 〔間奏〕 〔後奏〕
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