580768 / mico
Morphoかざした薬指長くても
当たっているようなないような
星も花も月日の満ち欠けも
誰かが数えた統計学
ある時 置いた始まりが
欲しかった形と重なった
影があるのかないのか
気にもしないで
蛹の中の地平線
黒から白へ通り抜け
色のない色を手に入れた
空と海と翡翠と瑠璃と
僕は君の赤いスイッチをひいた
幸せの鳥を見つけられなくても
夕陽を見ながら思い出せばいい
君がそう教えてくれたから
|
[嵯峨山茂樹] 「統計学」が詩の中に入っているのがいいですね。
■コメント追記は登録者のみ |