冬の詩冬来ぬと 目にはさやかに 見えねども 風の音にぞ 驚かれぬる 匂いも 音も 冷たさも 秋風 冬風 相異なるもの 田子の浦に うち出でてみれば 白妙の 富士の高嶺に 雪は降りつつ 不死たる 山の 足元の 氷の穴ぞ 如何に冷たき 山里は 冬ぞさびしき まさりける 人目も草も かれぬと思へば うつろふ 衆生の 身と心 疾く疾く 来たれ 春の雪融け ♪
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