357545 / さやさや
暁、春眠を覚えず何度目かの寝返り 冴える頭
行きどまりが好きな人生
なのにこの夜は止まらない
夜は私を眠らせない
何度目かの水を飲み 開く瞼
立ち止まりばかりの人生
なのにこの夜は動き続ける
夜は私を眠らせない
加速する思考を止めてくれ
昼で見放された人生を
夜に取り返すつもりなのか
眠らなければ明日は来ないのに
興奮する神経を止めてくれ
昼であれだけ休息を望み
夜では休息を拒むのか
眠らなければ明日は来ないのに
狂った体内時計を止めてくれ
それかこの地球の自転の方が
間違っているのだろうか
迫る暁、春眠を覚えず
終わらない夜よ終わってくれ
疲れた体に意識だけが浮かぶ
始まらない朝がまた始まる
この身に疲労だけ残して
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[嵯峨山茂樹] 名作歌詞として推薦しました。
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