288634 / zAsso
底辺社畜クロニクルそうやって僕らはやってきた
幾多の苦難を乗り越えて
法で護られぬ監獄へ
兵どもは今日も集う
日の出を待たずバスは走る
月明かりが僕らを照らす
揺れる車内、眠気を誘う
目覚めたら、地獄の入り口
底辺社畜クロニクル
ならず者が描く真実は
底辺社畜プロブレム
小説より奇妙で切なく
「ゴキブリのように可愛くなりたい」と詠んだ者がいた
僕らも強くなれるよね
微かな希望、抱き進む
また一人勇者が去った
注いでも漏れる風呂桶
昨日、脱ぎ捨てられた服は
明日は誰かが着るのだろう
底辺社畜クロニクル
食らいついていけば食べられて
底辺社畜イリーガル
赤い手帳を破り捨てた
底辺社畜クロニクル
壊れそうで、壊れなくて
底辺社畜クラシカル
そもそも壊れてはいけなくて
【後奏】 |
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