277536 / 福浦さん
カリフォルニア最高前奏
海を見下ろす巨大なビル群の中に潜り込む
光が彩る夜景を窓から手にしたレンズで掠め取る
君が掲げる粗末な物理法則に纏わりつく理論
渚がざわめく壮快な音だけが響きわたる
必死になって集めたコレクションが今になって
ガラクタばかりだと気づかされてそれでもまだ捨てられなくて
考えてみれば生まれてこのかたそんなことばかりやってきた
やってきた
ねえ、いつになれば
こんな話題に終わりがくるのだろう
ねえ、どこにいれば
僕は肩の荷を降ろせるのでしょう?
朝を待たずに海へと彷徨える彼は誰なのか
光に消えゆく理論の名前を手にしたボードで削り取る
君に言われた些細な戯言などに惑わされる命
何かが壊れた不快な音だけが響き渡る
必死になって集めたコレクションが今になって
偽物ばかりだと教えられてそれでもまだ捨てられなくて
考えてみれば生まれてこのかたそんなことばかりやらされた
やらされた
間奏
ねえ、誰に聞けば
こんな話題に終わりが来るのかなあ
ねえ、そこにいてよ
僕は君とまだいられるのでしょう?
ああ、いつになれば
こんな話題に終わりがくるのだろう
ねえ、どこにいれば
僕は肩の荷を降ろせるのでしょう?
ねえ
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