![]() ![]() Ver. 3.25 (Aug 2024-) orpheus2024a |
||||||||||
![]()
|
データ種別 | サイズ(Bytes) | ファイル名 | ファイル仕様 |
---|---|---|---|
mp3 音楽ファイル | 4954487 | 706945.mp3 | MPEG ADTS, layer III, v1, 128 kbps, 44.1 kHz, JntStereo |
MIDI データ(カラオケ用、加工用) | 42509 | 706945.mid | Standard MIDI data (format 1) using 14 tracks at 1/384 |
pdf 楽譜 | 1853505 | 706945.pdf | PDF document, version 1.4, 15 pages |
lilypond 楽譜データ | 46037 | 706945.ly | Unicode text, UTF-8 text, with very long lines (440) |
「泣き虫狼男さん」 nat
♪ 小さな森の中、狼男が暮らしていた 森の外れでひとりぼっち それでも寂しくないのか 平気そうに暮らしていた ♪ ある満月の夜のことだった 夜の森から小さな女の子がやってきた 少女の名前はユノ 狼男とユノは不思議と仲良くなった ♪ ふたりは違う生き物だった ユノは吸血鬼だった 太陽に当たると死んでしまう しかし、彼女はそのことは黙っていた ♪ 狼男はユノがプレゼントした 本を読みながら呟いた 「夜明けを見てみたい」 狼男は太陽に当たると人の姿に戻ってしまう それでも、はじめてできた友達と 夜明けが見たかった 狼男は人間が嫌いだった だから人の姿になる自分も嫌いだった しかし、彼は吸血鬼の少女と出会って変わった 彼女と一緒に美しい朝日を見たいと願った ♪ 少女はそんな彼の願いを叶えるため ずっと一緒にいてくれた そして、ふたりは旅に出た 朝焼けを見るために 太陽が昇る方角を目指して やがてふたりはたどり着いた 狼男の少年と少女が出会った場所へと それは満月の夜だった ♪ ふたりはあの場所で 手をつなぎながら立っていた 繋がったところから やさしいぬくもりが伝わった 東の空が明るくなっていく 「これが夜明けだよ」 そう彼女は呟くと小さく別れを告げた ♪ 「どんな姿でも私は愛してる」 泣きながら人の姿に戻っていく狼男 それを見守りながら消えていく吸血鬼 これは泣き虫で 一人ぼっちな狼男の物語 ♪ ♪ |