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[71] 高音質化の方法 - tao_hiro さん |
皆様、高音質作品にリメイクする手順を、この記事を修正・以下に追記することで教えて下さい。[嵯峨山 2021/02/20 Sat 15:11:51 修正] ◆tao_hiro ~その1~ 私の音楽加工の流れを簡単に紹介しておきます。 ①:オルフェウスからMIDIをダウンロードする ②:DAWで歌唱パートを取り出す。 ②’:DAWで旋律や音色や音量バランスなどを調整する ③:②のデータを歌声合成ソフト(VOCALOID,UTAU,NEUTRINOなど)で歌声にする。 ④:③と②’のデーターをミックスする ⑤:④をマスタリングする 私が利用している各ソフトは、全てフリーのソフトやwebサービスです。参考に下記に記しておきます。 DAW:Domino 歌声合成:NEUTRINO(楽譜作成:MuseScore) ミックス:Audacity マスタリング:BandLab(webサービス) ※各ソフトの操作方法は各自でご確認ください。 これらで加工した音楽データに写真を組み合わせ、フォトムービーにして、動画サイトに投稿しています。 YouTube→https://www.youtube.com/channel/UCO94Iew7_K-7jBMaT7_9pEQ/videos ニコニコ動画→https://www.nicovideo.jp/user/12902422/video?ref=pc_userpage_menu よろしければ試聴いただき、どのくらい音質が向上しているか、ご確認いただけると幸いです。 ◆tao_hiro ~その2~ 私の音楽加工で留意すべき点を記しておきます。 <伴奏データの作成> ・内部録音 Dominoのユーザーが最初に確実に疑問になるのが、「どうやってMIDIデータを音声データ(mp3.やwav.など)にするか?」だと思います。DominoはDAWの一種ですが、正確にはMIDIシーケンサーなので、データの入出力はMIDIだけでしかできません。変換するためのソフトは存在しますが、私が試したところでは音質劣化が激しくなります。そこで私は「パソコンの内部録音」という手法を取っています。詳細は以下のサイトをご参照ください。 内部録音→https://at.sachi-web.com/audacity_record-desktop-sounds.html 唐突にアナログな手法が必要となって戸惑われるかもしれませんが、フリーソフトの限界なのでしょう。 ・サウンドフォント(音源)の変更 Dominoに初期設定されている「GM音源」というのは、実はあまり音質が良くありません。そこで好みの音源に変更すると良いでしょう。方法は以下のサイトをご参照ください。 音源の変更→https://suneo3476.hateblo.jp/entry/2019/03/14/220040 無償で提供されている音源は、それこそ無数にあります。最初は人気の音源をいくつか試して、好みの音源を見つけると良いでしょう。ちなみに私は「FluidR3 GM2-2」というサウンドフォントを使っています。恐らくオルフェウスの音源と同じものと思われます。メリットは作曲中のイメージが大きく変わらずに済むことと思っています。 <歌唱データの作成> ・楽譜の転記(便利な裏技) NEUTRINOで歌唱データを作成する場合、MuseScoreという楽譜作成ソフトにデータを入力する必要があります。これを簡単に済ませることができる裏技があります。オルフェウスから出力されたMIDIデータには、主旋律や副旋律の歌唱パートはピアノに変換されています。Dominoの場合、これらのパートは「A1\new:melody」「A2\new:second melody」というトラックが相当します。これらの必要なトラックだけを残して、他のトラックを削除すれば歌唱パートのMIDIデータが出来上がります。MuseScoreはMIDIデータの読み込みに対応していますので、これで簡単に音符の入力ができます。 ・歌詞の入力 上記の手法を使うと、音符は入力できますが、歌詞は入力できません。したがって歌詞はベタ打ちになります。ここでオルフェウスで出力される楽譜を利用するには注意が必要です。理由は「オルフェウスの記譜とMuseScoreの記譜が違う」「オルフェウスの楽譜は音符と歌詞にズレが有る場合がある」の二つです。楽譜を読める方は何ということはないかもしれませんが、楽譜が読めない私は混乱して訳が分からなくなることがあります。耳コピした方が早いかもしれません。 以上、ご参考になれば幸いです。[2021/02/21 Sun 12:05:18 修正] ◆tao_hiro ~その3~ ここまで記載した私の音楽加工とは、別の方法を紹介だけしておきます。比較的に簡便な方法です。 ①DAW:BandLab(webサービス)の MixEditor (※すみません。リンクが上手く貼れません。https://www.bandlab.com/→でホームページへ行ってください。) ②歌声合成:NEUTRINO(楽譜作成:MuseScore) 必要なソフト類は上記のみです。MIDI編集とミキシングとマスタリングをMixEditorひとつでこなすことができます。MixEditorはMIDIデータも音声データも読み込むことができますので、私の方法における内部録音という工程を省くことができます。 何度か試してみて、私の音楽の指向性とは相性が悪かったので、習熟するところまではいきませんでしたが、 私の音楽加工は「難しそう」と感じられた方には試してみる価値があるかもしれません。 以上、ご参考になれば幸いです。[2021/03/17 Wed 19:31:28 修正10] ◆tao_hiro ~追加情報①~ 伴奏に関して、私の音楽加工では限界があることが判明したので、ご報告します。 ご承知の通り、2021年4月に音響音声のステレオ化が図られました。これにより、オルフェウスの作品の音質が素晴らしく向上しました。(残念なことに歌声に関しては従来通りですが・・・) 伴奏、特にドラムやティンパニなどの打楽器や金管楽器の音の響きが格段に良くなっています。上記の私の音楽加工では、これを再現できないことがわかりました。理由は次の二つが考えられます。 ①サウンドフォントの違い ②内部録音での劣化 ①について、私の環境でMIDI再生すると、すでに音質が劣化しています。サウンドフォントが違うとしか考えつきません。私は「FluidR3 GM2-2」を使っており、オルフェウスと同じ「Fluid系」と思われるのですが、歴然とした差があります。 ②について、MIDIデータを音声データ(WAVなど)に変換するために、内部録音という方法を使っているのですが、このときに音質が著しく劣化します。オルフェウスがモノラルだった頃は、気にならなかったのですが、現在では「高音質化」とは言えないような状態です。 私の音楽加工法は、歌声がクリア、無償ソフトのみ使用、比較的簡便といった優位性はあり、大切な人にプレゼントするのに恥ずかしくない程度のクオリティはあると自負していますが、「高音質化」という観点では、疑問がでるようになりました。 今後も「高音質化」に関していろいろと研究したいと思います。ご助言等いただければ幸いです。[2021/08/31 Tue 17:00:47 修正10011] ◆tao_hiro ~追加情報②~ 上記追加情報①で課題となっていた「内部録音での劣化」が解消しましたので報告しておきます。 結論を言えば「timidity」というMIDIプレーヤーの”MIDI→WAV変換機能”を利用しました。各種変換ソフトを試したところ、もっとも音質の劣化が少なく思えましたので採用することにしました。 よろしければ、記事番号106で、成果をご確認いただければ幸いです。[2022/07/21 Thu 15:44:43 修正10011][2022/07/21 Thu 16:18:41 修正10011][2022/07/22 Fri 17:12:57 修正10011][2022/07/22 Fri 17:15:21 修正10011] |